いわしの流儀

興味湧いたものを片っ端からいじる節操のないブログ

初期費用調査 漁業就業支援フェアとかあるらしいけど漁師になる方法って?

どうも!いわしだぎゃ!

電車に揺られて死んだ魚の様に漂っていたら凄く興味深い広告が目に入ってきたんですわ。それが

漁業就業支援フェア2016

漁業就業支援フェア | 漁師.jp:全国漁業就業者確保育成センター

60代で【若手】といわれる漁業界に人を集める為に行われている、漁師とはなにか、どうすればなれるのか、漁師の魅力とは何かを多くの人に伝える為のイベントが行われているんです!一部地域のイベントは終了していますが、

大阪は2016年3月12日(土)にナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター ホールAB(大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館 B2F)

で開催されます!釣好きな方で魚の売買で生計を立てたい人もいるんじゃないでしょうか。また、古来から日本は漁業民族として生きてきたので、昔から存在する伝統的な職業に興味を持っている方もおられると思います。ただの見学でも入場可能なようなのでぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

職業とする以上、気になる年収のお話も現役漁師さんから詳しくお話が聞けるはずです。やはり情報は生が一番!ネットだけでは仕入れられないホットな情報を手に入れてみてください。

 実際に漁師になる方法を調べてみた

遠洋漁業の場合

個人で船を操縦するわけではないので、船や船舶免許を取得したりする必要はない。網や縄などの漁具も自分で用意する必要はないので、基本的には特別な資金がなくても就業する事が可能。

沿岸漁業の場合

沿岸漁業の漁師になる場合は、個人で小型船を操縦して漁に出ることになるので船を用意したり、自分が船頭になるので船舶免許も取得する必要がある。

漁師をしていた両親や祖父母から船を受け継ぐ人は良いですが、新たに参入する場合は船を用意するのに500〜1000万円程度かかります。小型の船では中古で20万程度でも入手は可能。

この他に、網や仕掛けなどの漁具を揃えるのにも数十万円は必要で、漁業協同組合で漁業権を獲得することも必要になってきます。

遠洋漁業沿岸漁業の違いってなんだべ

遠洋漁業とは

遠洋の中でも沖合漁業と言われる漁があり、この漁は魚種や漁法、漁場によって仕事の内容も多岐にわたる。日帰りの漁から50日以上におよぶ船上生活を必要とする漁まであって、これは日本200カイリ内での漁のお話。獲るお魚はアジとかサバとか一般家庭の食卓によく並ぶお魚達。

真の遠洋漁業とは南太平洋、アフリカ近海のインド洋、さらに北大西洋を漁場とする遠洋漁業の事であって、こっちは日本で需要が多いマグロやカツオ漁が中心で、イカ漁もある。一度日本を出ると短くて1カ月、長い場合は1年半も帰国しないこともある。

借金のカタに「マグロ漁船に1年乗ってこいや!」と言っている漁の事です。

沿岸漁業とは

日本の漁師の8割以上がこの沿岸漁業者で、その約9割が個人経営。未明に出港して昼には仕事の終わる漁、夕方から夜にかけて行う漁、日中だけの漁等、働く時間帯は季節や魚種で違う。獲る魚の種類もアジやらサバやらタイ やら底物のヒラメ、カレイ、アンコウもやっちゃうしイカ、タコ頭足類や貝類も、海産物はほとんどがターゲットになってくる。季節や時期によって狙いを変えて獲る為に海と魚に精通する必要がある。
乗員1〜2名の小型の船や、数名程度で5トン以下の船がほとんど。見習いとして個人事業主や漁業会社の船に乗ることから始めて、師匠と弟子のような関係や、従業員として働きながら将来独立をめざす場合が多い。

 

この沿岸漁業がみんなのイメージする漁師なんじゃない?僕もマグロ漁船というよりこの沿岸漁業が日本古来の漁師のイメージ。

ぶっちゃけ年収どんくらい?

 これは調べてみたけどほんとピンキリですな。遠洋漁業漁労長(ぎょろうちょう)辺りになると数千万の人もいれば、沿岸漁業で250万程度の人もいる。ちなみに漁労長ってのは、漁場・漁法とかのの選定の権限を持ってる漁獲作業の最高責任者ね。この漁労長の良し悪しでその漁船の好不漁があらかた決まるって位のキーマン。

で、今から漁師やってみてえ!って人は独立して沿岸漁業やっていきたいって人がほとんどだろうからそっちの漁種の月収を調べた。結果は

手取り20万弱+年間水揚げ高ボーナス(12月支給)

これから予測するに年収300万程度になるのではなかろうか。ただし、漁獲量や獲れた魚種などによって大幅に収入が変わるのが漁師という仕事なので杓子定規でこれを当てはめるのは正しい判断ではないと言葉を添えておくよ。

遠洋漁業の漁船でも、研修後の平均年収が350万程度と言われているが2013年の初競りで揚がった222kgの大間のマグロは1億5540万円という値がつき、釣りあげた竹内さんという漁師には1億円程が取り分として入った事が記憶に新しいよね。

都会で感じられない充実感

近年、脱サラして漁師になるという人が多くいるらしい。気を遣い過ぎた人付き合いやしがらみ、色々と影の部分が多い都会の仕事。また自分の仕事がどういった形なのかイメージがつきにくいのがサラリーマンの悩みで、元サラリーマン漁師は

「獲れる魚の群れをみて気が高ぶる」と心境を語ったり、

「一生懸命獲った物が高く売れた時の喜びは体験した者にしか分からない」ととてもポジティブな言葉を残してますね。そして失敗した漁の経験をしっかり活かし、大漁を重ねる事でサラリーマン時代の年収を遥かに凌ぐ事も可能な漁師という仕事。

自分の腕一本で人生を生きていく覚悟のある者は挑戦してみてはいかがだろうか!?

でも、夢ばかり見ててコケてもあれだからね、やっぱ現場で働いている現役漁師さんからお話をしっっっっかり聞いて、冷静に判断もしよう!ってことで

漁業就業支援フェア2016

漁業就業支援フェア | 漁師.jp:全国漁業就業者確保育成センター

興味ある人はこのイベントに是非足を運んでみよう!

 

ほんじゃの!